日常の中に幸せの種はある


by morimori42185
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話し方教室・・・・稲影千代子先生

今から33年前のはなし・・・・・。私はまだ独身で名古屋の栄の歯医者さんで歯科助手の仕事をしていた。同じ職場の同僚でうまく説明が出来ないが、わたしからするととても素敵な話し方をするひとが二人いた・・・・。その二人に聞くと仕事が終わるとその同じビルのカルチャーセンターの「話し方教室」に通っているという・・・・・。わたしもその「話し方教室」に入れていただいた。講師の先生はその当時でも80歳近いお歳で名古屋で初めてNHKの女性のアナウンサーになられた方だった。  「稲影千代子」さんという。とてもおしゃれな方で、いつもロングドレスとお帽子が定番だった。週に一回の教室では、今もあるPHPの本(200円で今は売られている)をテキストにして、一人ずつ3分以内で本の中の一節をみんなのまえで読むのだ。始めはそれが馴れなくて揚ってしまって頭の中が真っ白になるのだった・・・・・・。
稲影先生は「言葉はプレゼント」で「何をいったらいいかわかりません」とは言わない・・・。これは傲慢だと説明された。話し方教室は生きかたの勉強だと言われて、さわやかに生きる・・・ことを提唱されていた。・・・・そのためには、自分より優れた人に会うこと・・・・それに馴れること。心の作文の力をつけるように心がけるようにと・・・。
「言葉はしみじみというべし」は良寛和尚の言葉と教えていただいた。 聞いて、考えて、話すとは、知的作業であること。すっきり言う為には、たくさんの年月がかかる・・・。それができないならば、言葉はしみじみと言うことを中心にと教えていただいた。また、口がきける私達が、言おうとおもえば言える私達がなぜしゃべらないのかと。 笑われても何でも言うように心を鍛えようともおっしゃった。 むずかしい言葉はつかわない。どうぞわたしをいいように見てください。わたしは現在これだけです・・・・と。ほめられなくてはうれしくないなどということをなくすこと。人生を生きていくのだから一生懸命なんでもいいからやりなさいと20代のわたしにとっては、そのときの「励ましの言葉は宝物」だ。・・・・・・稲影先生のことを思い出すきっかけをくれたのはMさんだ。Mさんと話すと思いがけないことがわたしのこころを揺り動かし口からでる。Mさんは私にとって「傾聴の達人」だ。稲影先生は昭和55年に残念ながらお亡くなりになっている。今もわたしが通った「話し方教室」があったらもう一度通ってみたいものだ。(その時書き留めていたノートが出てきた・・・。)
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by morimori42185 | 2011-05-22 11:05 | 好きなもの